小児矯正とは
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小児矯正の基本知識
そういった子供向けの矯正治療を「小児矯正」と呼んでいます。
そもそも歯並びが悪くなる原因の多くは、お口周りの筋肉の成長、顎の発達、舌の癖などにあります。
そして、そのまま大人になって矯正治療を受けると、ブラケットと呼ばれる装置をつけて、長期間かけて歯を動かしていかなければなりません。
場合によっては、きれいな歯並びにするために、一部の歯を抜かなければならないこともあります。
小児矯正では、歯並びを悪くする様々な原因を取り除き、自然と歯がきれいに並ぶようにする、もしくはブラケット矯正をするとしても抜歯せず短期間で済むようにすることを目指します。
小児矯正のメリット
きれいに仕上がる
![きれいに仕上がる きれいに仕上がる](http://aihara-kyousei.jp/wp/wp-content/themes/aihara-kyousei_children/assets/img/img012.jpg)
顎の成長を促すことにより、無理なくきれいな歯並びを実現できるようになります。
歯が生える方向も調整できる
乳歯から永久歯への生え替わり時期をコントロールすることで、歯が悪い方向に生えないよう誘導できます。
顎の形も整えられる
噛み合わせがズレていると、顎が左右非対称に発達してしまうことがありますが、早い時期に矯正治療を行うことでそのリスクを軽減できます。
口腔外科手術の必要性を減らせる
顎の発達を正常化させることで、口腔外科手術を受ける必要性を軽減できます。
抜歯の可能性を減らせる
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顎が小さいと、大人になって矯正治療を受ける際に抜歯する必要が出てきます。
成長期なら、顎の成長をサポートすることができます。
矯正治療期間が短くなる
大人になってから矯正治療を受ける際、短い期間で済ませられるようになります。
歯や顎の健康に繋がる
噛み合わせが良くなることで噛み合わせが正常化され、歯や顎にかかる負担が軽減されます。
自分に自信が持てるようになる
出っ歯、受け口、すきっ歯などは、学校でからかわれる原因にもなります。
早めにきれいな歯並びを手に入れることで自然な笑顔が実現されます。
I期治療とII期治療
![I期治療とII期治療 I期治療とII期治療](http://aihara-kyousei.jp/wp/wp-content/themes/aihara-kyousei_children/assets/img/img023.jpg)
歯の矯正治療には、I期治療とII期治療があり、その違いを知ることが小児矯正の理解に繋がります。
I期治療
乳歯から永久歯へと生え替わっていく時期(混合歯列期)に行う矯正治療です。
小学校を卒業するくらいまで、というのが一つの目安です。
顎の成長をコントロールして、きれいな歯並びにするために必要な幅にまで広げたり、上顎と下顎の位置関係を調整したりしていきます。
また、指しゃぶりや舌を前に出す癖があると歯並びが崩れてしまうため、それらをやめるための治療も行います。
II期治療
すべての歯が永久歯に生え替わった後(永久歯列期)の矯正治療です。
顎の成長が一段落するため、ここからは歯に力を加えて位置関係を正しく治していきます。
I期治療を受けていれば必要ない、もしくは簡単な治療で済むことがあります。ただし、歯の状態によってはI期治療を受けない方が良いケースもありますので、十分な検査と一人ひとりに合った診断が必要です。
当院の小児矯正
大事なのは、先に治療装置があり、それをお子さんに適用させるのではなく、お子さんの歯の状態や年齢や骨格の成長度合いに合わせて、最適な治療を、最適な時期に実施することです。
そのため、当院では治療計画を保護者の方にご理解頂けるよう、丁寧で分かりやすい説明を心がけております。
年齢別の主な治療方法
3歳?6歳頃
![年齢別の主な治療方法 年齢別の主な治療方法](http://aihara-kyousei.jp/wp/wp-content/themes/aihara-kyousei_children/assets/img/img032.jpg)
大まかな目安としては、乳歯から永久歯への生え替わりが始まる前の時期に行う治療方法です。
この時期は、指しゃぶり、頬杖、舌の位置、口呼吸などの癖によってお口周りの発達に支障が出て、歯並びが悪くなってしまいます。
そのため、歯を直接動かすと言うよりは、これらの癖を治すことで「歯並びが悪くなる原因」を解消していくことになります。下顎骨の左右への偏位は高い確立で治療を行うことになります。
主な治療方法:歯並びが悪くなる癖を治す指導、筋機能訓練、床矯正
6歳?9歳頃
小学校に入学すると、次々と歯の生え替わりが進んでいくことになります。
この時期は顎が発達するのに合わせて、お口の中に歯が並ぶために必要なスペースを作っていくことが重要です。
主な治療方法:ブラケット矯正、床矯正、MFT、拡大床、バイオネーター、リンガルアーチなど幅広い装置
9歳?15歳頃
この時期になると、歯にブラケット装置を付けてワイヤーで引っ張る大人の矯正治療を始めることができるようになります。
装置が目立ってしまうことが気になる方には、透明なマウスピース「マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)・ティーン」という選択肢もあります。
主な治療方法:ブラケット矯正、透明マウスピース矯正(マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)・ティーン)
保険適用の矯正治療について
詳しくはこちら:オフィシャルサイト「外科矯正」
矯正治療における一般的なリスクについて
※日本矯正歯科学会の記載例を引用- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
![あいはら矯正歯科045-932-6663](http://aihara-kyousei.jp/wp/wp-content/themes/aihara-kyousei_children/assets/img/otoiawase.jpg)